歌舞伎談義
過去のことを思い出すのが大変になってきました。昨日のことも忘れるほどなので思い出しながら書いてみます。 もっといろいろ感想はあったのですが、その都度書き留めておかないとダメですね。
六月大歌舞伎
昼の部
上州土産百両首
義経千本桜 所作事 時鳥花有里
六代目中村時蔵 襲名披露狂言 妹背山婦女庭訓 / 三笠山御殿
夜の部
南総里見八犬伝
初代中村萬壽 襲名披露狂言 山姥
新皿屋舗月雨暈 魚屋宗五郎
6月は襲名披露の作品でしたね。獅童さんの人情劇もよかったです。官女の局たちが無駄に豪華でした。陽喜くんと夏幹くんの初舞台もありました。この子達を見守るおっさんになってしまいましたね。あっという間に大きくなって立派な役者さんになるかと思うと楽しみもあります。他人の子ながら孫のようですね。可愛かったです。
七月大歌舞伎
昼の部 通し狂言 星合世十三團
市川團十郎さんの13役の早替えはマジックを見ているようで素晴らしかったです。ここで着替えているとわかるものもあれば、一瞬でかわる役もあってビックリしました。衣装ばかりでなく声を変えたり動きも役によって違いがあるわけで、ほんと大変ですよね。宙乗りの團十郎さんは可愛げもあって楽しかったです。最後は大量の桜吹雪でとても豪華な演出でした!
夜の部 千成瓢薫風聚光
松本白鸚さんをみるのは初めてだったかも。親子3世代にわたって舞台にたつということは凄いことですね。あと何作品みられることか。舞台装置には本当の水を使用した滝。3階席からの観覧でしたが、冷たい空気が伝わってきて不思議でした。これでもかと水を浴びて、もはや涼んでいるかのような合戦。
八月納涼歌舞伎
第一部 ゆうれい貸屋 鵜の殿様
2部はみていなかったので割愛します。夏なのでお化けものでしたね。短編だったのでとても見やすかったです。
第三部 狐花 葉不見冥府路行
舞台一面の彼岸花が幻想的で綺麗でした。京極夏彦のミステリーを歌舞伎化したものでしたね。謎めいた音楽に狐面、小説を読んでいるような最後にわかる悲しき真相。よかったです。